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Dolce Nonna(ドルチェ・ノンナ)どるちぇ のんな

Dolce Nonna(ドルチェ・ノンナ)とは、イタリア語で「優しいおばあちゃん」を意味する、2026年夏に欧米で広がったファッション・生き方のラベル。イタリアの祖母のように装い、暮らすこと——しわの寄ったリネンシャツ、花柄のミディ丈ワンピース、髪に結んだスカーフ、受け継いだ風のゴールドアクセサリー、歩きやすいサンダル——そして「買う量を減らし、良い物を着て、好きな着回しを堂々と繰り返す」という考え方を指す。2026年7月末にVogue Franceが命名して以降、伊・西の媒体へ数日で広がった。

最終更新 2026-08-08

Dolce Nonnaイタリア語で「優しいおばあちゃん」1イタリアの祖母のように装い、暮らす美学のラベル2祖母風の装いの関連検索がTikTokで150%超の伸び32026年7月末に欧州の媒体が命名・数日で多言語圏へリネン・ミディ丈ワンピ・スカーフ・受け継ぎの金・エプロン衣装棚より考え方: 買う量を減らし、良い物を着て、好きな着回しを繰り返す
図1 Dolce Nonnaの要点。見せる贅沢ではなく、内輪の贅沢。
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この言葉、知ってた?

基本情報

読みドルチェ・ノンナ(イタリア語: dolce=優しい・甘い、nonna=おばあちゃん)
意味イタリアの祖母のように装い、暮らすことを指す美学のラベル。リネン・ミディ丈ワンピ・スカーフ・受け継ぎ風の金・ゆっくりした暮らし
生まれた時期2026年7月30日〜8月3日に欧州のファッション媒体が相次いで命名・紹介。TikTokでは「grandma aesthetic」の検索が150%超の伸び
由来SNSで先行していた「ノンナマキシング(nonna-maxxing)」というスローライフ願望が、ファッションのラベルに整えられた

概要

以前「ノンナマキシング」がSNSを回る。イタリアの祖母のように暮らしたいという願望の段階春夏26コレクションが伏線を張る。Jacquemusの地中海的な装い、Miu Miuのエプロン7月末Vogue Franceが「Dolce Nonna」と命名。伊・西の媒体へ数日で広がり、TikTokの関連検索が急
図2 願望の言葉からトレンドのラベルへ。
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Dolce Nonnaは、ファッションの世界が毎シーズン繰り返す「装い方に名前を付けてトレンドにする」営みの2026年夏版です。ただし今回の手本は有名人ではなく、1960年代の家族写真に写っているイタリアの祖母——「写真に撮られるためではなく、生きるために装う」人です。

中身は、簡素で長持ちする品々の組み合わせです。少ししわの寄ったリネンシャツ、柄物のミディ丈ワンピース、髪に結んだスカーフ、色付き眼鏡、歩きやすいサンダル、受け継いだ風のゴールドアクセサリー、エプロン、何十年も着ているカーディガン。媒体はここに暮らし方も含めます——手打ちのパスタ、長い散歩、だらだらと続く食事。

SNSだけの現象でもありません。2026年春夏のコレクションが先に伏線を張っていました——Jacquemus(ジャックムス)の地中海的な装い、そしてMiu Miu(ミュウミュウ)がショーに送り出したエプロン(俳優ザンドラ・ヒュラーが着用)は、この流れの宣言として読まれました。欧州で命名された後、スペイン語圏の媒体まで広がるのに1週間かかっていません。

語の成り立ち

Dolce(優しい)+Nonna(おばあちゃん)Dolce Nonna誰でも分かる2つのイタリア語。映画『甘い生活(La Dolce Vita)』の響きに重ねた作り
図3 語の成り立ち。1960年代のイタリアを2語で呼び出す。
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Dolce(優しい・甘い)+Nonna(おばあちゃん)。誰でも分かる2つのイタリア語を、映画『甘い生活(La Dolce Vita)』の響きに重ねた作りです。この映画が描いた1960年代のイタリアが、トレンド全体の画像の手本になっています。

ラベルになる前は、「ノンナマキシング(nonna-maxxing)」——イタリアの祖母のようにゆっくり暮らしたいという願望の言い方——としてSNSを回っていました。2026年夏、ファッション媒体がこれを既製のラベルに整えました。系譜としては、クワイエット・ラグジュアリー、コースタル・グランドマザー、モブワイフといった先行ラベルの続きですが、切り口が違います——見せるための装いではなく、家の中と暮らしの側に軸があります。

使われ方の実際(欧米のSNSで)

「リネン一式にスカーフ、今日は完全にDolce Nonna」装いの自己申告。SNSの定番の型(英語圏の投稿の訳)
「私の夏の衣装棚? Dolce Nonnaだよ。リネンシャツ3枚と祖母のアクセサリー」「買わずに受け継ぐ」姿勢の表明
「Miu Miuのエプロン、あれはもうDolce Nonnaだった」コレクションをラベル越しに読み直す使い方

よくある誤解

×ブランド名・曲名だ媒体とSNSが作ったトレンドのラベル。2014年の同名曲や飲食店とは無関係×おばあちゃん服の言い換えだ「1960年代のイタリア」の指定と、見せない豊かさの考え方まで含む×高齢者向けの話だ担い手はZ世代。借りるのは装いと暮らしの速度で、年齢ではない
図4 よくある誤解と実際。同名の曲・店と混同しやすいので注意。
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ブランド名・曲名・店名ではない媒体とSNSが作ったトレンドのラベル。検索で出てくる同名の曲(2014年・Wayne Jones)や各地の飲食店・菓子店とは無関係。
単なる「おばあちゃんっぽい服」の言い換えではない祖母系のラベルは既にあった(グランマコア等)。Dolce Nonnaは「1960年代のイタリア」という時代と場所の指定、そして見せびらかさない豊かさという考え方まで含む。
高齢者向けの話ではない担い手はZ世代。借りるのは装いと暮らしの速度であって、年齢ではない。

この現象はどこへ向かうか

この節は編集部の考察です。出典のある事実は上の節に分けています。

Dolce Nonnaが乗っている事象は、使い捨ての衣服とアルゴリズムが決めるトレンドへの疲れです。先行ラベルにも兆候はありました——クワイエット・ラグジュアリーは慎ましさを、コースタル・グランドマザーは楽さを称えました。今回はさらに一歩進んで、「そもそもトレンドを無視していた人」を手本に据えています。祖母が季節ごとに装いを変える姿は想像できません。

日本への入り方は、過去の輸入ラベルが参考になります。クワイエット・ラグジュアリーは2023年に日本の媒体が相次いで紹介し、数ヶ月で雑誌の定番語になりました。もう1つは商業への回収で、Miu MiuのエプロンやJacquemusの地中海路線が示すように、ブランド側は既にこの流れを商品にし始めています。

関連する言葉

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「Dolce Nonna(ドルチェ・ノンナ)」の意味・図解の解説 https://zormeki.com/ja/words/dolce-nonna/

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出典

最終確認日: 2026-08-08

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