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ドパ舌どぱじた

ドパ舌とは、刺激の強いもの(濃い味・激辛・ショート動画のような強いコンテンツ)に慣れきってしまい、普通の刺激では物足りなく感じる状態を指すネットスラング。「ドーパミン」+「舌」の略で、2025〜26年に広まった「ドパガキ」(ドーパミン中毒のガキ)の派生語。味覚に限らず、娯楽全般への感覚が麻痺した状態のたとえとしても使われる。

最終更新 2026-08-03

ドパ+舌ドーパミン+舌の略1強い刺激に慣れて普通じゃ物足りない2親語は2025〜26年流行の「ドパガキ3味覚から娯楽全般へ比喩が拡大中ドパガキ → ドパ舌・ドパる・ドパ中・アドガキ(一族)揶揄の語(ドパガキ)から、自分を笑う語(ドパ舌)へ育った派生語
図1 ドパ舌の要点。刺激のインフレに適応してしまった感覚を指す。
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基本情報

読みどぱじた
意味強い刺激に慣れて、普通の刺激では満足できなくなった感覚。もとは濃い味・激辛に慣れた味覚のこと
成り立ちドパ(ドーパミン=快楽に関わる脳内物質の略)+舌
親になった語ドパガキ(ドーパミン中毒のガキ)——ショート動画などの強い刺激に慣れて集中が続かない若年層を揶揄する語。2025〜26年に拡散し、Wikipediaにも項目が立った
同じ一族の語アドガキ(アドレナリン中毒のガキ)・ドパる(強い刺激に浸る)・ドパ中(年齢を問わないドーパミン中毒)

概要

ドパ舌は、「普通じゃ物足りない舌(感覚)」を一言で言うためのスラングです。マシマシの盛り付けや激辛・濃い味に慣れて、家庭の味を薄く感じる。倍速視聴とショート動画に慣れて、映画の間合いを遅く感じる——そうした刺激のインフレに適応してしまった感覚を、脳の快楽物質ドーパミンの名前を借りて指します。

出発点は「ドパガキ」という語です。ショート動画やゲームの強い刺激に慣れ、常に強い刺激を求めて集中力が続かなくなった若年層を揶揄するネットスラングで、2025年から2026年にかけて急速に広まり、Wikipediaに項目が立つまでになりました。その流行から「ドパ=ドーパミン」という略し方が独り歩きを始め、ドパ舌・ドパる・ドパ中・アドガキといった派生語の一族が生まれています。

ドパ舌はその中でも「味覚」を入り口にした語ですが、実際のSNSでは食べ物に限らず、娯楽・恋愛・買い物など「刺激に慣れて普通に戻れない」あらゆる場面に比喩として広がっています。

語の成り立ち

ドパ(ドーパミン)+舌(〜舌の型)ドパ舌猫舌・バカ舌と同じ「◯◯舌」の型に、新しい接頭辞「ドパ」を差し込んだ作り
図2 語の成り立ち。定番部品2つの組み合わせなので初見でも通じる。
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ドパ(ドーパミンの頭2音)+舌。ドーパミンは「気持ちいい」に関わる脳内物質として俗に知られ、「ドーパミンが出る」という言い回しが先に日常語化していました。そこから「ドパ」という2音の略が切り出され、「ドパ+◯◯」で刺激中毒に関わる語を量産できる接頭辞として機能し始めたのがこの一族の特徴です。

「◯◯舌」という型も日本語に元からあるものです(猫舌・肥えた舌・バカ舌)。既存の「舌」の型に、新しい接頭辞「ドパ」を差し込んだ——2つの定番部品の組み合わせなので、初見でも意味が通じやすい語になっています。

一族の語(ドパ系スラング早見表)

ドパガキドーパミン中毒のガキ。強い刺激に慣れて集中が続かない若年層への揶揄。一族の親
ドパ舌強い刺激に慣れた味覚・感覚(このページの語)
ドパる強い刺激に浸る・ドーパミンが出る行動を取る
ドパ中ドーパミン中毒。年齢を問わない言い方
アドガキアドレナリン中毒のガキ。興奮系の刺激に慣れた若年層

使い方(例文)

「二郎系ばっかり食べてたら完全にドパ舌になって、実家の味噌汁が水に感じる」本来の用法(濃い味に慣れた味覚)
「ショート動画のせいでドパ舌になってて、2時間の映画が長くて見られない」味覚以外への比喩(感覚全般の刺激慣れ)

よくある誤解

×医学用語だドーパミンの名を借りた俗語。診断とは無関係×子供だけの話だドパ舌は年齢を問わず自虐で使われている×食べ物専用だ動画・ゲームなど刺激全般に比喩が拡大
図3 よくある誤解と実際の使われ方。
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医学用語ではないドーパミンの名前を借りた俗語。味覚障害や依存症の診断とは無関係で、医学的な裏付けを持つ言葉ではない。
子供だけの話ではない親語のドパガキは若年層への揶揄だが、ドパ舌は年齢を問わず「自分ごと」として使われている。
食べ物専用ではない入り口は味覚だが、動画・ゲーム・買い物など刺激全般に比喩が広がっている。

この現象はどこへ向かうか

この節は編集部の考察です。出典のある事実は上の節に分けています。

この語の一族が乗っている事象は、「強い刺激への慣れ」を社会の側が問題として言語化し始めたことです。実例はすでに並んでいます。親語のドパガキは俗語としては異例の速さでWikipediaに項目が立ち、「ドーパミン」を冠したデトックス(スマホ断ち)の実践は書籍やアプリの一ジャンルになっています。食の側でも、激辛・マシマシといった強刺激の流行と、その反動としての「あっさり回帰」が同時に語られる状況が続いています。

言葉の面白さは、批判の語だったドパガキから、自分を笑うための語(ドパ舌・ドパる)へ一族が育ったことです。他人への揶揄より自虐の方が使う場面が多いため、派生語の方が長く残る可能性があります。スマホとの付き合い方が議論され続けるかぎり、「ドパ+◯◯」の型は新しい語を生み続けるはずで、この一族はまだ増えると見ています。

関心の推移

54,168054,16843,6822026-052026-062026-07回/月
図4 Wikipedia記事「ドパガキ」(親語)の月間閲覧数(直近2年・月次)。
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Wikipedia記事「ドパガキ」(親語) の月間閲覧数の推移です。この言葉への関心がどれくらい続いているかの目安になります。

出典: Wikimedia Pageviews API(公開データ)から当サイト集計。毎日自動更新。

出典

最終確認日: 2026-08-03

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